フッ化水素に対する野生植物や樹木の抵抗性については、まだよくわかっていません。
アルミニウム工場の周辺で試験栽培をした結果によると、モミやトウヒの仲間が弱く、ツガやカラマツ(オウシュウカラマツとニホンカラマツ)は被害を受けにくいそうです。
一方、ある実験結果によるとカラマツはもっとも弱い仲間に入れられています。
フッ化水素による被害を受けた植物の葉には、多量のフッ素が含まれています。
ふつうの植物の葉に含まれているフッ素化水素の量は、乾燥重量に対して多くとも数十PPm以内であるのに対し、被害を受けた葉の含有量は、百~数百PPmになるのです。
このため、葉のフッ素含有量を分析することによって、フッ素化合物による被害かどうかたしかめることができるのです。