今日は前回からの続きで、まず『子育てはお金の教育から』という本の中から少し引用させていただきます。
「私が今まで出会った人のなかで、大金持の息子でありながら、よくもこんなにケチに育ったものだなと感嘆したのがニ人ばかりいます。
ニ人とも上場会社の社長の息子であり、一人はすでに社長になっていました。
上場会社の社長ともなれば、会社のお金を使える身分なのに、大阪でホテルに泊っている私のところへ用事でたずねてきて、一緒に食事をしにいったのに私に払わせたのです。
大阪本社の社長が東京へたずねてきて、私が払ったのならわかりますが、自分の地元で私に払わせたのだから、これは立派なものです。
"この人、おかしいなあ"とその時思いましたが、間もなく会社が倒産して市場から消えてしまいました。
もう一社、東京の上場会社の息子は、子会社を父親から任され、何かと私のところへ相談にみえましたが、何回、私と食事をしてもついぞ自分がご馳走しましょうと言い出したことがありませんでした。
せめてポケットから財布をとり出すようなカッコをしてもよさそうですが、その素振りすら見せたことがないのです。
同行したそいつの友人にきいてみると、"あいつは僕たちの仲間でもケチで有名なんですよ"ということだったので、なるほどなあ、と頷けました。」