一切入国ができないらしい、いやロシアのようにバウチャーが必要になった・・・とかいろいろ情報は錯綜し、この状態は99年の時点でも続いていました。


なぜ突然「鎖国」状態に戻ったのかは不明だが、当分は続きそうな気配です。


「旅行者は国際情勢に翻弄されて旅をする」ということを改めて思い知らされる事件でした。


ミャンマーよ、どうしてだ・・・。


99年9月、バンコクのミャンマー大使館をゲリラが占拠するという事件が発生しました。


この時大使館にいた人間は人質として拘留される事態になったのです。


バックパッカーに最も馴染み深い街であるバンコクで起こった事件で、しかも場所がミャンマー大使館。


「こりゃ、ビザ申請に来てた日本人バックパッカーのひとりやふたり、いるだろうな」と思っていたら、やっぱり「ビザ手続きのため訪れていた日本人女性」が人質に含まれているとの報道。


ツアー客が自分で大使館に行くわけはないし、「大使館に出向いてビザを申請し、ミャンマーに行く」ような人種はバックパッカー以外に考えられません。

旅をしていると、イヤでも宗教の様々なカタチを見せられるものです。


タクシーの運ちゃんが突然停車し「ゴメン、ちょっと祈ってくるから待っててくれ」なんて言ったり、列車の中で、通りすぎる寺院に手を合わせる老若男女の姿を見たり・・・。


今どきの女の子とか、旅行者狙いのサギ師たちも、孝徳を積むために物乞いに喜捨をしていたりします。


旅行者は、現地の宗教にムリに合わせる必要はありません。


ただ、それぞれの習慣や、彼らが大事にしているものを、犯すような行為は慎むべきでしょう。


99年、ヤンマーを旅する予定の旅行者がビザ申請が出来ず途方に暮れていたりしました。


数日後ゲリラは交渉に応じ国境のジャングルに消えました。


人質は全員が無事で、「日本人女性」も保護され、バンコクはまた平穏な姿に戻ったのです。


・・・と思ったのも束の間、再びカオサンに激震が走りました。


個人旅行者に対するミャンマーのビザ発給がイキナリ停止されたのです。

組織化を図ろうと思えば、組織破壊行動とのたえざる闘いをしなければなりません。


組織には最低限規律とケジメが必要ですが、これが口で言うは易く、実行がむずかしいのです。


たとえば午前9時から仕事といえば、全員9時には仕事のできる体制になっていないと組織活動は展開できません。


・・・・以上が組織を成立させるための基本条件です。


次に組織を効果的に運営していくためのセオリーについて。


指揮・命令一本化の原則。


これはワンマン・ワンボスの原則とも呼ばれています。


一人のメンバーの上司は一人であり、指揮・命令・報告の系統は一本化していなければなりません。


これはMR転職情報でMRを目指している人にも言えることですが、医院のなかには院長夫人が受付に陣どってスタッフにあれやこれや指示している様子をときおり見うけます。


このような「双頭の鷲」は百害あって一利なしなのです。


そして統制範囲の原則。


英語では「スパン・オブ・コントロール」といいます。


つまり、一人の管理者が直接業務をコントロールできる人的範囲は、一般的に5人前後。


定型的作業では12~15人くらいといわれています。


もちろん、これには組織のシステムの複雑さや個人の能力差・経験差によっても違いはあります。


したがって同種のメンバーが数人在勤していれば、そのうち1人をリーダーにすると業務のコントロールが容易になるのです。


炭素と水素だけの化合物を総称して炭化水素と呼びます。


燃料の不完全燃焼によ畠動車や燃焼施設から排出されます。


また、石油類、塗料の溶剤など液状の炭化水素の蒸発も汚染の原因となります。


炭化水素の分子を構成する炭素原子の数に対して水素原子の数が少ないものを不飽和炭化水素。


また、水素原子の数が充分にある場合は、飽和炭化水素と呼ばれています。


汚染物として問題になるのは不飽和(活性)炭化水素の仲間です。


この仲間は化学的に不安定なため、それ自身変化しやすいばかりでなく、光化学反応のような化学反応の手助けをするため、動植物に被害を与えるのです。


とくにエチレンは植物にとって成長ホルモンのようなはたらきをして、生長速度をいちじるしく減少
させたり、花の開花をさまたげるはたらきがあるのです。

フッ化水素に対する野生植物や樹木の抵抗性については、まだよくわかっていません。


アルミニウム工場の周辺で試験栽培をした結果によると、モミやトウヒの仲間が弱く、ツガやカラマツ(オウシュウカラマツとニホンカラマツ)は被害を受けにくいそうです。


一方、ある実験結果によるとカラマツはもっとも弱い仲間に入れられています。


フッ化水素による被害を受けた植物の葉には、多量のフッ素が含まれています。


ふつうの植物の葉に含まれているフッ素化水素の量は、乾燥重量に対して多くとも数十PPm以内であるのに対し、被害を受けた葉の含有量は、百~数百PPmになるのです。


このため、葉のフッ素含有量を分析することによって、フッ素化合物による被害かどうかたしかめることができるのです。


一酸化チッ素は酸化されてニ酸化チッ素になります。


チッ素酸化物が汚染物質として重要なのは、光化学スモッグの源になるからであり、単独での毒性は、それほど問題ではありません。


労働衛生学上の許容濃度は、ニ酸化チッ素で5PPmです。


硝酸製造工場の内部はともかく、野外の大気では、単独でこのくらいの濃度になることはまずないのです。


植物に対する被害も、ニ酸化チッ素だけで被害が生じるためには数十PPmの濃度が必要です。


大気汚染物質として排出されるフッ素化合物はフッ化水素以外にもありますが、その多くは空気中で水蒸気と反応してフッ化水素になります。


主な排出源はホタル石やヒョウショウ石を冶金用に用いるアルミニウムの製錬工場や、リン鉱石を原料とする肥料製造工場です。


フッ化水素は化合力の強い物質であるため、植物に対する毒性も大きいです。


亜硫酸ガスなどの被害と異なり、比較的若い葉の先端部に被害が生じます。


これはフッ水素が水に溶けやすいため、葉の中にはいったフッ化水素が葉の導管を通って先端部や周縁部に集められ、そこで被害を生じるものと見られています。


被害は1PPm以下で容易に起こり、とくに敏感なグラジオラスなどでは1PPmの1000分の1(1PPb)以下でも被害が出るという報告があります。

光化学スモッグの発生理由についての化学的な説明はいろいろあります。


とくに、アメリカのハーゲン・シュミット博士の説が有名ですね。


この理解には、化学反応に対する詳しい知識が必要であるので、ここではふれないことにします。


いずれにしても、炭化水素とチッ素酸化物がある割合で存在しているときに、紫外線が照射されると、オゾンやパン(PAN)のような過酸化物、アクロレインやアルデヒド類のような刺激性の物質が生じるということです。


この反応そのものは、実験的にも簡単に再現できます。


オゾンなどの過酸化物は化学的に不安定な(余分の)酸素をもっているため、ほかの物質を酸化させる性質が強いです。


この性質が、動植物に対する被害やゴムのひび割れの原因となるのです。


高い温度で物が燃えるとき、空気中のチッ素が酸化され、一酸化チッ素やニ酸化チッ素が生じます。


具体的には、自動車の排気ガス、毒、ビル暖房の排煙中に含まれるものが主体です。


そのほか、硝酸や硫酸の製造過程にも生ずるので、これらの製造工場から排出されることもあります。

重油の燃焼による、汚染を減少させるために、排煙から亜硫酸ガスを取り除くほか(排煙脱硫)重油からイオウを除くこと(原油脱硫)が行なわれています。


つねに低イオウの重油を使うことが望ましいのですが、価格が高くなるため、実行されていません。


新設の火力発電所にミナス原油を使用するよう協定を結んだり、都心のビル暖房にはイオウ含有量1・5パーセント以下の重油を用いるよう、行政指導が行なわれているほか、高温底汚染の発生時には、とくに低イオウの重油を使うよう義務づけられています。


今日、光化学スモッグとして問題にされているオキシダントはオゾンやその他の酸化力の強い物質(過酸化物)の総称です。


実際に大気汚染度を測定する場合、オゾンとほかの過酸化物を区別して測定することはむずかしいのです。


オキシダントといわれているものの大部分はオゾンであることが多いので、オキシダントとオゾンとは同じものと考えてもさしつかえないでしょう。


光化学スモッグは、主に自動車排気ガス中に含まれている炭化水素とチッ素酸化物が、太陽光の紫外線のエネルギーによって、オゾン、そのほかの酸化性の強い物質を生じ、昼間に「もや」が生じたり、動植物に被害を与える現象です。


この型のスモッグはアメリカのロザンゼルスで問題になったため、ロンドンスモッグに対する言葉として、ロザンゼルススモッグと呼ばれてきました。

石炭の中にも0・3~数パーセントのイオウが含まれています。


ロンドンスモッグはこの石炭の燃焼によって発生する亜硫酸ガスが主原因となっていました。


現在の日本では、石炭がエネルギー源として使用されることがほとんどありません。


石炭による煙害は、ごく古い型の火力発電所を除いて、まずなくなったといえます。


今日の汚染の主原因は、石油の燃焼によるものが大部分です。


原油中には、アラビア・クウェートなどの中東石油で2~3パーセント、ミナス・セリアなどの南方石油で0・1~0・3パーセントぐらい、ロシア産の原油で0・3~0・8パーセントぐらいのイオウが含まれています。


イオウの含有量が多いほど原油の価格が安いのです。


また、原油が精製されると、イオウの大部分は、安い重油の中に残ってしまいます。


このため、燃料として重油を大量に使用する火力発電所からの亜硫酸ガス排出量が多くなるわけです。


家庭で用いる灯油や自動車用のガソリソ中のイオウ量はごく少ないため汚染源としては重要ではありません。


都市の亜硫酸ガス濃度が冬期に高くなるのは、ビル暖房に低価格の重油を用いるからです。


最近、天然ガスが無公害エネルギーとして宣伝されているのは、イオウ分がほとんどないためです。


しかし、チッ素酸化物などの発生に変わりはないので、無公害というわけにはいきません。

ニ酸化イオウも水に溶けやすく、かなりの部分は、そのままで雨水中に溶け込んで落下します。


亜硫酸水も、また、酸化されて硫酸になりやすいのです。


酸化されやすいということは、他の物質から酸素を奪うこともあるわけで、この作用は還元作用と呼ばれています。


アサガオの花弁の色が雨が当たった部分だけ点々と白くなる現象がたびたび報道されていますが、この原因の1つは亜硫酸の還元作用によるものと考えられます。


亜硫酸ガスの発生源は、以前は金属の製錬所が主なものでした。


鉱石の中にはイオウが含まれているものが多いため、製錬所で鉱石を燃やしたり溶かしたりするときには、かならずといってよいほど、亜硫酸ガスが発生します。


今日では、排煙から亜硫酸ガスを取り除いて硫酸をつくるということが行なわれているため、以前のような煙害問題は少なくなりました。


ただ、銅や亜鉛などの製錬では、亜硫酸ガス濃度の変動が激しいことなどの理由で、硫酸にすることがむずかしい場合があり、ほとんどそのまま煙突から排出されているものがあります。


今日、昔風の煙害が見られるのは、このような製錬所の排煙が原因なのです。

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